京都モダン建築祭に膳處漢ぽっちり、大傳梅梅が参加します

 

京都モダン建築祭に膳處漢ぽっちり、大傳梅梅が参加します

京都モダン建築祭は、京都の建物や営みが“生きた文化財”として受け継がれ、時代に相応しい形で共に未来へ進んでいけることを願って生まれた、京都初の建築一斉公開イベントです。このイベントに、「膳處漢ぽっちり」と「大傳梅梅」が参加します。元呉服店と宮大工北村伝兵衛氏の自宅を改装した2店舗の建築をお楽しみください。

 

 

京都モダン建築祭 20221111日(金)~13日(日)

https://kenchikusai.jp/

※建築祭パスポートをお持ちの方は、お食事ご注文にてワンドリンクサービスいたします。

膳處漢ぽっちりhttps://kenchikusai.jp/event/architecture_detail.php?id=1192

大傳梅梅https://kenchikusai.jp/event/architecture_detail.php?id=1197

 

 

昭和10年に建てられたRC近代洋風ビルヂング
旧富永商店


現在の外観(昼)

 

 

中庭とそれを囲む渡り廊下は母屋と蔵にそれぞれ繋がる

 

 

1階室内から見る中庭

 

洋館内の暖炉

 

昭和10年に建てられた住居と呉服店舗の 複合建築、旧富永商店ビル。重厚なRC造の近代洋館建築の店舗棟と近代京都の伝統的な大型商町家の構成を持つ住居棟のコントラストが美しい。当時まだ珍しかったであろう本格的な暖炉のある応接間や美しい中庭をご覧いただけます。

 

竣工年|1935(昭和10)年
用途|呉服店兼住宅(現レストラン)
構造・規模|RC造、木造・地上2階
設計|不詳
施工|不詳

 

膳處漢ぽっちり
京都市中京区室町通錦小路西入る天神山町283-2 
地図(Googleマップ)
最寄り:地下鉄「四条」、阪急「烏丸」 、バス停「四条烏丸」

 

 

旧北村傳兵衛九代目邸宅


現在の外観

 

1階中庭。九代目伝兵衛さんは縁側で打ち合わせすることを好んでいたそう

 

中庭を望む特徴的な窓 

 

壁には当時の帳簿が残る

 

竣工年|[町家部分]1895(明治28)年[洋館部分]1927(昭和2)年
用途|住宅(現レストラン)
構造・規模|RC造、木造・地上3階、2階
設計・施工|[町家部分]八代目北村傳兵衛[洋館部分]九代目北村傳兵衛

 

9代 北村伝兵衛。屋号を房屋、名を伝兵衛、商号を大伝として、京都の数寄屋建築に携わり、近代建築における茶室や数寄屋を確立した人物。9代伝兵衛の手による町屋は京都だけで100棟を超えるといわれ、京都近代建築の中心人物として広く知られています。

千宗室・村田次郎との共著「茶室 設計詳図とその実際」や、坂倉準三設計のミュンヘンドイツ博物館日本館の茶室、 大倉喜八郎京都別邸、小川邸などに携わる。

その、9代目北村伝兵衛の京都の高瀬川に面する木屋町の自邸を大傳梅梅として使用させていただいています。

 

大傳梅梅
京都市下京区木屋町通高辻美濃屋町173 地図(Googleマップ)
京阪「祇園四条」、阪急「京都河原町」、 バス停「河原町松原」