京都モダン建築 旧冨永商店

膳處漢ぽっちり

旧富長商店ビルヂングは伝統的な京町家でありながら、ファサードは近代洋風ビルの景観を持つ、洋風町家。呉服問屋を営む富長商店の住居兼社屋として昭和10年に竣工。華やかな店舗棟には、暖炉を施した応接間、展示室として使われていた大広間を備え、当時としては、先進的な呉服店だったことが伺いしれる。

居住棟は裏手中庭に面して、店舗とは土間で繋がり、伝統的な京町家と中庭が美しい。